フーテンの科学寅さんの第2ブログです。
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フーテンの科学寅さんのヒミツの予定表です。
 a_ilst003.gifでも、優先順位は、科学実験教室ができることですから、ご相談ください。
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2008.05.01.Thu

文章問題をはじめ、いわゆる問題解決型の学習は

文章を絵図(イメージ)で表現する練習のことだったのです。


だから、難しい顔をせずに、
「お絵かき」でいいのですから、
楽しみながら指導すればよかったんです。


では、どうして、この万能薬の「視考力」を
今まで真っ正面から育てようとしなかったのでしょうか。


それは「分かる・理解する」ということが
「分かっていなかった」からでしょう。


今でも多くの人は

 「人は言葉(言葉そのもの)で考える」 と思っています。
言葉の暗記にエネルギーを使っていますね。

でも、単語を覚えた子に、その意味を問うと、
ほとんど、ゾーっとする現実にぶつかります。


間違ってはいけません。

「人は言葉を使ってイメージで考える」のです。
つまり、言葉は単にイメージを再現するための引き金に過ぎないのです。


実は、私達は言葉そのもので考えているわけではないのです。
このことを知らずに教育を語ることは
鳥が翼を広げずに大空に飛び出すようなもので、
非常に危険なことです。
そして、しばしば悲惨な結果をもたらします。


英語でも「分かる」ことを
「 see(スィー)」 つまり「見える(目にする・目に入る)」と表現します。
※フランス語「 voir(ヴゥワール)」でも同様です。


イメージ学習法は、
今までは、特別な人の
特別な思考形態と思われていたようですが、

視考力は人間の最も得意な技を使った
最も楽で効果的な考える方法なのです。
しかも視考力は
あらゆる思考活動の基礎を作りますので
一生の財産になるのです。


この力を育ててもらった子と
育ててもらわなかった子では
理解力が格段に異なります。



また、視考力を使うと
最小限の力で最大限の効果を期待できます。


だから余裕を持って他のいろんな事ができるのです。

計算が速ければ余裕ができる
などと言うレベルの話ではないのです。

これは、人間が持っているずば抜けた視覚イメージを利用した
大量最速の処理能力に由来します。


視覚情報の処理が最速でできることには理由があります。

これは、生き延びるための本能から来ているのです。
襲われたときに視覚イメージの処理が遅いと命取りになるからです。

また、視覚イメージには
体(頭)が瞬時に反応するようにできていますが、
これも本来は生命維持のために必要な反応だからです。

さらに、瞬時に反応するので、判断の時間は与えられません。


このように、視覚イメージは
瞬間反応のための基礎情報として
受け入れられるようになっているので、
即座に頭で肯定されるようになっているのです。


視覚イメージを肯定しないと走ることさえもできないです。
つまり、人は視覚イメージを信じて
行動するようにできているということです。

これらを学習論としてまとめたのが、
下記の本です。

子どもたちを、間違った学校の学習習慣から
守るためにも、
科学寅さんの一押し、オススメ理論です。

12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばす12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばす
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上の本は、主に、小学生向けの学習論ですが、

では、切羽詰まった、受験生にとっては
この理論は、どんな学習法を導き出すのでしょう?

以下は、偏差値41から何と東大へ入った宮口さんのメソッドです。
1日100ページを根こそぎ記憶してしまう魔法です。


この学習術は、 視覚的イメージの結合を利用しています。


記憶というものは、「すでに知っていること(既知のもの)」と
「覚えたいこと(未知なもの)」とを結合することなんですが、
できるだけ、
「生き生きした」
「視覚的な」
しかも「とっぴな」イメージをもって結合すれば効果的です。


たとえば,「すでに知っていること(既知のもの)」が「飛行機」であり,
「覚えたいこと(未知なもの)」が「木」であったとすれば,
二つの項目を結合するために,
心眼(mind eye)に
「生き生きした」「視覚的な」「とっぴな」
(実際にはあり得ない,非論理的な,ばかげた)
絵ないしイメージを描く必要があります。


「飛行機が一本の木のそばに止まった」というイメージは
ごく当り前のイメージです。

それよりも,「飛行機の代わりに,大木が飛んでいる」
「飛行機が木の代わりに生えている」
「飛行機にたくさんの木が乗っている」などが効果的です。


効果的な絵ないしイメージを描くためには,
以下の4つのルールのうち、
少なくとも2つ以上のルールを活用することが望ましいと言っています。

 (1) 不均衡 :実物より大きい連想(例:巨大な,大きな)

 (2) 誇張 :実際より数の多い連想(例:たくさんの,何千もの,何万の,無数の)

 (3) 置き換え :他の有意味なものへ置き換えた連想(~のかわりに)

 (4) 動作・動き :動作・動きを入れた連想
(例:飛び出した,飛んでいる,激突した,ぶらさげた,など)

 「大きな封筒(不均衡)から
手紙の代わりに(置き換え)
何万(誇張)ものイヤリングが飛び出している(動き)」
とイメージを描くことができれば,
4つのルールのすべてを含んだイメージを描けたことになります。

「封筒にイヤリングが入っている」や
「封筒からイヤリングがこぼれ落ちた」
よりも鮮明なイメージとして心眼に焼きつきます。


この記憶技法の背景にある基本的学習原理です。

Higbee (1977) が,
学習の原理に関する心理学者による研究成果の中で
学習や記憶の基本的原理の重要なものとして,
有意味化,組織化,連想,視覚化,注意,興味及びフィードバックの
7項目を挙げていますが、それを活用します。


(1)有意味化 :
たとえ有意味度の低い材料であっても,
記憶術のルール(置き換え法など)を採用することによって,
有意味度の高い材料に変換すること.

(2)組織化 :
すべての記憶術のシステムは,
材料を記憶したり想起するのに有効な
システマティックな方法を提供するものです。
図書館の書籍の検索方法が
大変組織的になっているのを例にとってみると理解しやすいでしょう。

(3)連想 :
連想の原理は,すべての記憶術のシステムにおいて
基本的な原理です。
連鎖法では,項目と項目とが連想で結合されます。
場所法,かけくぎ法,音声システムにおいても,
すでに記憶されている材料と
学習したいと思う新しい材料とを連想で結合するものです。

(4)視覚化 :
視覚的イメージをつくることは,
記憶術のシステムにおいて中心的な役割を果たしています。
連鎖法は視覚的になされるからです。
たとえば,「猫」と「ねずみ」を
連鎖法による視覚的イメージで結合するとすれば,
「猫がねずみを食っている」視覚的イメージを描くことによって可能です。

(5)注意 :
不注意のために
はじめから記憶していないことは
忘れた(忘却した)とはいえませんね。
「一万円札に描かれている人物はだれか」を問われた時に,
正しい答え(福沢諭吉)を言えない人は多いです。
でも、これは、忘れたのではなくて,
最初から記憶していない(不注意のために)からかもしれません。
したがって,「注意」は効果的記憶にとって,重要であるといえます。


(6)興味 :
興味の有無は,注意とも密接な関係があります。
興味のあることには注意が向けられ,記憶されるからです。


(7)フィードバック :
学習において,フィードバック(結果の知識)は2つの効果をもちます。
1つは,学習の結果を知ることによって,
興味を持続することができること,
2つ目は,誤った部分を修正しようとする努力を
喚起することができることです。


上記の7つの記憶原理は,
広義の記憶療法においても重要な原理なのです。
それらの原理を充足することによる心理的効果は
決して無視することはできないものです。


宮口式記憶術は、こう提案しています。

毎日の睡眠時間を5分だけ削り、
その5分をイメージトレーニングに使います。 


それを3週間続け、
その後覚えるべき知識を常人の11倍以上のスピードで記憶し
常人の30倍以上の問題集を解き
短期間で圧倒的な知識を得るというものです。


宮口式記憶術は6つの過程を繰り返していくだけです。

Training       イメージ化トレーニング

Preparation     バックボーンの準備

Preparation 2    覚える内容を整理

First section    覚える対象のイメージ化

Scond section    覚える対象をバックボーンにアタッチ

Third section    復習


難しい言葉、法則などは宮口式記憶術には一切存在しません。

いつの時代も本物はシンプルで分かりやすく
誰にも受け入れられるものであるようです。


先人の偉人達がそう言ってきたように記憶術一つをとっても
そうあるべきであり、また真理なのでしょう。


難しい魔法のような学習法を探している人は、
あまりにシンプルすぎて、がっかりするかもしれません。


しかし、この記憶術で超無名校から東大に合格し、首席クラスで
卒業し大学院までストレートに合格したのです。


読んでいくうちにそれは魔法でも何でもなく、
極めてシンプルなのに
ほとんどの人間が使っていない(というか知らない)
脳の使い方を知っているかどうかだということ。

そして誰でも習得できる
(当然あなたも)ものだということに気が付くでしょう。


記憶の達人は、
単なる単語ではなく、
ものすごく具体的なイメージで覚えているものです。

「りんご」ではなく
「青森県津軽に住む松本桂三さんが作ったりんご。
大量生産せず
品質にこだわった直径12.7cmのまん丸なりんご。」


「ボール」ではなく
「1974年ドイツワールドカップの決勝戦で
西ドイツが開催国優勝を果たした時に使われたボール」


「にんじん」ではなく
「冬場はマイナス20度。
黒っぽく砂まじりで水はけの良い韓国錦山の土でとれた朝鮮人参」
などのように。

これも、イメージ力を使ったからこそです。


このトレーニングを続けると
授業中にノートをとることが全く必要なくなるかもしれません。

習や予習もやる必要がなくなるかもしれません。


マユツバの記憶法が出回っている中、
この記憶法が、Infotop(インフフォトップ)で
常にトップランクに位置づけられている情報商材だ
というのも頷けます。

本当に人生が変わると思います。





それにしても、なぜ、子どもは、
あんなに物覚えがよく、発想が豊かなのに、
年をとるにつれて記憶力や発想力に衰えが生じてくるのでしょうか?


違いを生むのは、シータ波だという研究があります。

若いウサギと年老いたウサギを使って実験をしました。

あるひとつの条件反射を習得するのに、
若いウサギでは200回刺激を繰り返す必要がありました。
年老いたウサギでは、
4倍の800回繰り返さないと習得できませんでした。

ところが、シータ波が出ている時に学習させると、
年老いたウサギも若いウサギと同じに短期間で習得することができたのです。


つまり、シータ波が出ている時に学習すれば、学習能力が格段に高まるのです。

では、どんな時に脳波がシータ波になっているのか?
面白いなと好奇心を抱いている時、
シータ波がよく出ているのです。


子どもは何にでも好奇心を持ちます。
「なんだろ、これ?! 面白そう!」
見るもの聞くもの触れるもの、すべてが新鮮で好奇心の的です。


それに対して大人は
「それもう知ってる」「なんだ、つまんないな」
と、好奇心を失ってしまっています。


大人と子どもの脳の性能の違いは、
好奇心の違いによって生まれているのです。


だとすれば、脳を活性化する秘訣は、
川島教授のドリルよりも
意識的に好奇心を持つようにすることです。


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イメージ力を高めることは、
対象に関心を向けること。
つまり好奇心を持つことにつながります。

「なんだ、これ?!」って、対象に好奇心を持つ。
それだけで、イメージ力は高まります。


好奇心はイメージ力を高めるだけでなく、
脳の性能そのものを高めることができます。

とにかく、若々しく過ごす秘訣は、コレです。

「何これ? 面白そう!」

と好奇心を抱けばいいんです。


小学生も、受験生も、サラリーマンも、ご隠居産も
何かしなくちゃならないとき、
さあ、ご一緒に、言ってみましょう!

「何これ? 面白そう!」

叫んでから、始めてみましょう。

それだけで、あなたの脳の性能は格段に高まりますよ。

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2008.04.30.Wed

「学習は出力依存性である」 と言います。

しかし、私たちは、「入力」することによって学習していると
しばしば勘違いしていますね。

例えば、 風景をよく覚えようとするなら、
その景色を百回眺めるより
一回スケッチする方がよく覚えられるものです。

IMG_3244nenga.jpg寅さんがいる、醸室の絵です。


出力することによって、脳は自分を変えていくのです。

実は、全ての学問(教育)の基本は
「イメージできる(特に視覚イメージの再現)」ことと 
「イメージ操作(移動変形)できる」ことにあるのです。                 
これは、 脳の学習戦略が出力依存であるためです。


潜在意識を変えるのも
実は、出力することに秘訣があるようです。

潜在意識は、たとえばPCの本体みたいなものです。
それに対して、
モニターにあたるのが、
顕在意識(わたしたちが認識できる意識)です。

top-lm3.gif

PC本体の中身を書き換えるには、
まずモニターで、
私たちの目にみえるかたちにしなければなりません。


そして、モニター画面からデータ入力をすることで、
PC内のデータは書き換えられます。

つまり、PC内のデータを書き換えるには、
PC本体をいくらドライバで開いてみてもダメなのです。

モニターにいったん呼び出してやらないといけない。
PC本体をいくらいじってみても、データは書き換えられないのです。




潜在意識と顕在意識についても、これと同じことがいえます。

潜在意識を書き換えようと思えば、
顕在意識(わたしたちが認識できる意識)上に
書き換えたいデータをまず呼び出してやることが必要です。

そして、データの書き換えを行います。

つまり、ほんの小さなことでもいい、
「アウトプット」をすることで、
私たちのプログラムは、書き換え可能になるのです。




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算数の文章問題で、まず絵を描かせて解くメソッドは
実はこういった
潜在意識の仕組みへの働きかけもあると思います。

脳の目的は、 情報を自分で選ぶこと、
そして選んだ情報を組み合わせ、変形して、
新たな役立つ仕組みを創り出すことです。

仕組みを創造していくことなのです。


人間の脳のコンピューター?は、
絵を頭の中で作ったり、動かして、考えるようにできています。
そうすることによって、最高の力を出せるのです。


このアタマの中のお絵かきに力を、ちょっと使えるように指導してあげれは、
子どもたちは、芸術の力だけではなく、
苦手な計算も、本を読み理解する力も、
あれよあれよ、とパワーアップするのです。


きっと「考える力」がついてきたね、
と先生にほめられることでしょう。

子供に記憶させようと、
いっぱい知識を暗記させるのは、
かえって記憶力を育てません。

アタマの中に絵を描く力を、
丁寧に育んでいった方が、
結果的に、大量の使える知識を身につけさせられるのです。


何より、目で考えることは、楽しくラクなのです。
この方法を子供たちに意識させると
子供達は自力で成長することができるようになります。


この学習は、幼児から指導しても、
早期教育の副作用は、ありません。
なぜなら、目で考えることは誰もが生まれたときから最も頻繁に使っている
最も簡単で効果的な学習方法だからです。


私達は誰もがこの得意技を持って生まれているのです。
産まれたばかりの赤ん坊でも、視覚イメージでの思考を始めているということです。
ですから、言葉を知らなくても「分かる=見える」のです。

学習にこの得意技を使わない手はありません。

(続きます。)



2008.04.28.Mon

脳の性質から、学校や社会の問題点が見えてきますね。

人が輝いて生きるためには、

人の評価を

出来高評価からプロセス評価にすることです。

SANY0067.jpg

現在の学校教育は、 子供を出来高で評価するために

「問題が与えられたら、 自分ができる問題がどれかをまず見つけ、

易しい問題から始めなさい」

 と繰り返し繰り返し教えます。



この事は、 難しい問題に挑戦するな、

という禁止を覚えさせているようなものです。



この結果、 人は成長するために最も重要な

生きがい感となる夢を探し

それに挑戦しようとせず、

自分が今やれる事だけをこなしていくことで

人生を過ごすことを

脳の仕組みとして身に付けてしまうのです。

 

入れる会社を探して入る、 という傾向になりやすい。

 

夢は、もともと容易に達せられないものです。

そして、この実現に向けて取り組んでいる時、

人は本来幸せ感があるように創造されているようなのに。

SANY0092.jpg

この脳の目的 (脳のこころ) にまったく合わず、

社会の流れに合わせて、

脳の情報処理の仕組みを獲得するのでは、

人は輝かないのです。

人は独自の夢を自分で設定し、

その実現をめざして挑戦し生きることで輝くようにできているのです。

 

 人が輝いて生きる時、それは、燃えて生きるとき。

 

脳は自身で目標を設定できるのです。

脳が目標を自己決定し、

このための情報処理の仕組みを獲得することで人は輝くのです。

 

「人は本性的に怠け者である」

という人の見方を、文科省は、歴史的にとってきました。

だから人間同士を競わせることで

怠けさせないという考えが出ているのです。

4430.jpg
 

しかし、 人は本来燃えて生きたいのです!

燃えて生きる目標が見いだせない時、

怠惰に振る舞うにすぎないのです。

 

この目標を最も欲しがる青年期に、

燃える目標を設定できないと、

脳は情報処理すべき方向性が決定されずに、

フリーラン状態となってしまいます。

 

これは、やる気がおきないだけでなく、

本人もとっても苦しいことなのです。

 

 脳はその目標に挑戦し続けることで、

その解決への仕組みを獲得するのですから、

脳を創る鍵は

このエネルギーを得て挑戦し続けることにあります。


挑戦は、 まずやってみること 、 から始まります。

しかし、 やってみれば、

脳がその事を成す仕組みを

まだ獲得していない場合が多いので

必ずと言っていいほど失敗し挫折します。

 

この時、 このつらく苦しい状況の中で、

それでも、その目標に挑戦するエネルギーは何なのでしょうか?

 


それは、 その人そのものを受容してもらうことじゃないでしょうか?

「あなたが今、何ができる、

何を成したかではなく、

 あなたがあなたであるだけで素晴らしい

と他人から受容され、

あるいは自分で自分を受容することができれば、

脳の活性は上がり

快な感情も得て、

苦しく困難な状況に立ち向かうことができるのです。 

 

次回からは、いよいよ

この脳の挑戦のメカニズムを

学習理論と合わせて考えていきます。



その3にもどる


2008.04.27.Sun


脳の目的は、人の、生きる目的である、 と考れば


人生の目的は、 頂点に立つことではないことがわかります。

苦しくても高きに向かって進んでゆくプロセスにあります。

top1.jpg


山に登る人が 「なぜ山に登るのか」 と尋ねられた時、

「そこに山があるから」 と答えるのは、

 まさに脳の目的に合っています。

 

山に登るのに頂点が必要なのは、

高きに向かって進むための、あくまで目印であって、

頂点に着くことが目的ではないのです。

tozan.jpg
 
それに対し、コンピュータは、 出力することが目的であるので、

出来高でコンピュータが評価されるのは当然です。

sk_supercomputing_04.jpg

しかし、 人は成長するプロセスそのもの に目的があります。

だから

人が「どれだけの能力を今もっているか」、

「過去の実績はどうか」 という出来高で評価することは、

脳本来の目的に合いません。

人を苦しめます。



出来高評価ばかりして、

挑戦して失敗することに

高い評価を与えないとどうなるでしょう?

 

飛躍的に大きな成長はできませんね。

 

人本来の目的が高きに向かって成長することですから、

成長にある プロセス自体が重要 なのであって、

そのプロセスの中に喜びが感じられるよう、

もともと人間はできているんです。

 

たとえ、 ラグビーで120対0で負けても、

それでも一生懸命にタックルに行くとき、

選手たちには一種の幸せがあります。

また、それを観ている私たちもその姿に感動します。

そのように 脳はもともと作られているのです。

 TKY200801080164.jpg


人の幸福は

その人の居る位置 (その人の出来高) ではなく、

高きに向かって進もうと努力するその傾きの度合なのです。


katamuki.jpg

;
この考えからすると

 

その人の位置がむしろ低い方が

かえって、成長の傾きを大きくすることが簡単です。

「こころの貧しい人たちは幸いである」

「悲しんでいる人たちは幸いである」

に通じるかもしれませんね。


だとすると、見えてくる、学校教育の問題点は・・・・・・?

(続く )
その2にもどる
その4へすすむ



2008.04.27.Sun

<脳の目的>

  と コンピュータ は、

共に情報処理システムですから、

よく比較されます。

 

二つは、似ているようで、

実は、その目的から、違うのです。

 

コンピュータの目的は 出力 することです。

そのために、プログラマーが仕組みを作ります。

 

しかし、脳は、違うのです。

脳とコンピュータの情報処理システムは、

目的 と 手段 がちょうど入れ替わっている、

ということなんだそうです。




脳は、情報処理の仕方そのものを

創造し続けること が目的であるのです。



脳の目的は、 情報を自分で 選ぶ こと。

そして選んだ情報を組み合わせ

変形して、新たな役立つ 仕組みを創り出す ことだそうです。



仕組みを創造 していくことなのです。



脳からの出力は、

この目的のための手段であり、

脳の目的そのものではありません。

 

ですから、いろんな表現活動は、

新たな情報処理の仕組みを獲得するための

手段 なのです。



ある意味、脳は、人そのものとも考えれば、

脳の目的 は人の 生きる目的 である、

とも考えられます。

とすると、人の生きる目的は・・・・・・

 

<続きます>


その1へ もどる
その3にすすむ


2008.04.27.Sun

 

愛は脳を活性化する (岩波科学ライブラリー (42))愛は脳を活性化する (岩波科学ライブラリー (42))
(1996/09)
松本 元

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感情と学習の関係でも、とっても、参考になる↑の本の作者

松本 元さんが、別のところでおっしゃてましたが、

<脳と目標設定 > 


大脳の新皮質が成長すると共に、 

人が動物と決定的に違う点は、

人だけが自分の世界の中の目標

を欲しがるということです。

 

動物や青年期より以前の子どもは、

外の世界からの刺激に対して、ざっと情報分析をし、

それに基づき行動を選んで生きています。


しかし、 人は前頭前連合野が異常進化したので、

脳の中の世界が行うべき目標を、

中の世界から設定することになったのです。

 

そして、内的世界の目標は、

外的世界からの目標よりも、

脳のレベルでは、 上位にくるのです。

 

これは、どうしてなのか?

そして、ここに隠れている、

子どもの能力が天と地、

天国と地獄に別れる分かれ道とは、何なのか。

をこれから、まとめていきたいと思います。


その2へすすむ


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