フーテンの科学寅さんの第2ブログです。
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フーテンの科学寅さんのヒミツの予定表です。
 a_ilst003.gifでも、優先順位は、科学実験教室ができることですから、ご相談ください。
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--.--.--.--

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2008.05.10.Sat

宇宙空間のスペースシャトル内で、
ブーメランを飛ばしたら、ちゃんと戻ってくるでしょうか?

宇宙空間と言っても、空気はあります。
どう思いますか?

ブーメランが戻ってくる仕組みには
重力も関与していると考えられていたため、
重力がほとんどない宇宙で
ブーメランは地上と違う動きをすると予想されていました。
土井さんは飛行中、
ブーメラン実験について「ちゃんと戻ってきた」との
メールを地上に寄せていましたが、
どのような軌道を飛んだのかは明らかにしていませんでした。

このたび、その実験映像を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開しました。


土井さんはブーメランを3回投げ、
回転が遅くなっても落下せず、いずれも手元に戻ってきています。


土井さんは紙のブーメランを投げる前に
翼の角度を調節。
右手で投げると、ブーメランは地上と、
ほぼ同じような弧を描いて土井さんの手元に戻っています。

土井さんが投げたブーメランを作ったブーメランの世界チャンピオン、
栂井(とがい)靖弘さん(36)=大阪府在住=は、
「回転が遅くなっても、落下せずに手元に戻っていた。
レールの上を走るような宇宙独特の飛び方だ」と話しています。

ブーメランの飛行原理は、下記のサイトがわかりやすいです。
http://www.rangsjapan.co.jp/boomerang/yomimono/genri.html


2008.05.10.Sat

「学研のおばちゃん」と学研のフロク 

学研が、訪問販売を撤退含め見直しだそうです。

学研は少子化などの影響で
08年3月期連結決算が21億円の営業赤字になる見通しで、
赤字の月刊誌、小学生向け雑誌教材「学習」の廃刊を
検討していることを明らかにしました。

小学生向け教材の「科学」「学習」などの家庭訪問販売についても
撤退を含め見直すそうです。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080509-00000025-maiall-soci

現在2万人弱のセールスレディーは順次削減し、
書店販売、通信販売は続けるという。

http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000708

学研のおばさんと言えば、それまで
学校、または学校の近所・学校指定の文房具店で売られていた
『科学』と『学習』が1972年に家庭直販に切り替え、
代わりに、セールスレディーが設けられたものです。

それが通称「学研のおばさん」です。
CMでも「学研のおばさんまだかな~」という曲は
“みなみらんぼう「まだかなソング」”といい、
2004年に発刊された『大人の科学マガジンVol.6』に
その曲が入ったソノシートがついていました。

私も、学研の科学に育てられた年代で、
特に、フロクは楽しみでした。


特に、太陽の光を焦点に集めて、紙を燃やすことができるセットは、
至ってシンプルなのに、人気がありました。
今の小学校では安全上の理由から、
虫メガネを使って紙を燃やす実験などはしていないそうですが、
子供にとっては面白い実験の定番ですよね。

また、顕微鏡シリーズもお宝でした。
ふろくなのに、1965年には既に100倍の倍率で見られるものがついていました。
その後、鏡筒(顕微鏡ののぞくところ)を上下させられるものや、
観察ケースのついたもの、
小型のものや、対物レンズがついたものなど、
時代ごとに発展・変化を遂げています。


また、反射式の凹面鏡も面白かったです。
凹面鏡とは、反射面が凹面になっている反射鏡で、
光源の集光や、反射望遠鏡・投光器などに利用されています。
これでも太陽の光を集め、紙を焦がすことができました。
その後、目玉焼きができるほどのふろくもあったそうです。


それから、忘れちゃならない飼育セットがあります。
アリやエビを育てる生物のセット
花や草を育てる栽培のセットが、ふろくの定番にあります。

乾燥卵を水に入れるだけで孵化するもの。
お化けエビの飼えるセットや、
カブトエビやスズムシなどもありました。
アリが巣を作る様子を観察できるふろくは、貴重だと思います。


『科学』にはふろくの説明だけでなく、
さまざまな事象を紹介する記事が多数あります。
ふろくだけでなく、それを見て興味を覚え、
自分で実験する子供も多かったはずです。


モノづくりの楽しさを『科学と学習』に教わり、
さらに化学や実験、機械とより興味の対象は広がっていく……。

今の子供は「科学離れ」をしているというが、
こうした少年時代の楽しい記憶が、
エンジニアを作り、さらには日本の技術を育てていったのじゃないでしょうか?

そんな科学教育の原点とも言える
学研『科学と学習』の火が消えそうなのは、とても残念であり、心配です。
学研、ガンバレ!




2008.05.09.Fri

教育とマインドコントロールの話に戻ります。

マインドコントロールというと、いかにも、荒っぽい手段に思えますが、
たとえば、北朝鮮のように、一般市民をいきなり拉致しても、
その人にマインドコントロールを施すのは大変です。

こうした行為は"洗脳"とも呼ばれていましたが、
捕虜の反抗心を減らすのに、
拷問や飢餓、眠らせないといった方法を用い、
反抗心を奪いました。
それでも、洗脳が完成するには何年もかかったといいます。


それと対照的に、
現在のカルト団体は、もっとスマートな方法を用います。

自己啓発セミナーは、洗練されたカルトのようなものですが、
ターゲットをソフトに勧誘、
あるいは自発的にセミナーに参加してもらった後は、
ターゲットが今まで経験したことがないことを体験させ、
日常の価値観を揺さぶるのです。

そして、ターゲットの人が、
いかに無力で価値のない人間であったかを、
"討論"や"グループワーク"といった方法で自覚させます。

その後、軽い"修行"でターゲットも組織の役に立つことを示し、
カタルシスを与え褒め称えます。

そんな時に、"修行"を積んだ人間による奇跡を見せ、
自分も将来こうなれることを納得させる・・・・・・

とまあ、そんな研修を3日程度のコースでやります。
個人差はありますが、
上記のようなコースを経験した人は、
今までの価値観が壊され、
カルトの望むような思想を受け入れやすい状態になると言われます。

この部分は、マインドコントロールの入り口にあたる部分でもあり、
各カルト団体がもっとも力を入れているところです。

この後、カルトはこうした人を世間から隔離し、
本格的なマインドコントロールに入るのです。


考えてみると、
中学校の部活などは、こういったマインドコントロールの
虎の穴のようじゃないでしょうか?

小学校から進学してきた1年生は、
自分の世界がまったく違ったものになったことを体験します。
そして、小学校までの自分が、まったくクラブの役に立たない自分に
ショックを受けます。

怒鳴られたり、正座したり、大声を出したり、
口答えをせずに、働く体験は、感情を揺さぶられます。

1年上の上級生がシュートを打ったりするのも、
新入生から見れば立派な"奇跡体験"です。

こうした過程を通じて、1年生は、
マインドコントロールを受け入れやすい精神状態に
どんどんなっていきます。



2008.05.09.Fri

子供の学力低下の主要な原因
それは、「ごまかし勉強」が広がったせいではないか?

なぜかくも「ごまかし」が広がったのか?

家庭、学校、教育産業がどうかかわっているか。
この「ごまかし勉強」のおそるべき実態に迫った本が

これです。


ごまかし勉強〈上〉学力低下を助長するシステムごまかし勉強〈上〉学力低下を助長するシステム
(2002/03)
藤澤 伸介

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この上記の本で、「ごまかし勉強」の5つの特徴が、挙げられています。

1.学習範囲の限定
2.代用主義
3.機械的暗記志向(暗記主義)
4.単純反復志向(物量主義)
5.家庭の軽視傾向(結果主義)

このうち、3~5は、

認知カウンセリングから見た学習方法の相談と指導認知カウンセリングから見た学習方法の相談と指導
(1998/07)
市川 伸一

商品詳細を見る


これに登場する
1.暗記主義
2.物量主義
3.結果主義
と全く同じです。

これも、当ブログの大きなテーマだと思います。


2008.05.08.Thu

今日は、第1ブログの「科学はイタズラだっちゃ」と同じです。
お許しください。

昨日、ちょっと、面白くないことがありまして、
ふくれっ面のまま、学校に登校してしまいました。

このままじゃ、生徒に合わせる顔がない。
こういう時、私は、
ステージに立ったイメージを作ります。


ふつう、先生は、あんまり見てくれに注意をしないようです。

せいぜい、ファッションや髪形、マナーには注意しても、
表情にまで気を配る先生は少ないようです。

しかし、豊かな表情は子どもたちに計り知れない好印象を与え、
指導する上での強力な武器になるのです。

豊かな表情づくりを研究してみてはいかがでしょうか?

世には、いろんな笑顔教室があります。

実際、笑顔研修を行った会社の中には、
売り上げが半年で2.5倍に急増した店や、
クレームが3分の1に減った企業など
ズバ抜けた成功事例が多いのです。
笑顔になるだけで、驚くべき成果が上がっているんです。

何と費用対効果の高いこと。



しかし、「笑顔になるだけで、そんなに大きな成果が出るわけはない」と
反発する人も多いものです。

でも、笑顔をしても、成果が現れないのは、
笑顔のつくり方が間違っている場合が多いようです。


真剣勝負のビジネスでは、笑顔のわずかな巧拙が、
成果を大きく分けるのですから、真剣です。
「薄笑い」のような低レベルの笑顔では、成功はおぼつかないのです。


「ヨン様スマイル」は、やはり一つの理想のようです。

ヨン様のこぼれるような笑顔は、
非常によく研究された、
笑顔の理想形なんだそうです。

口角(唇の端)が上がり
上の歯が10から12本見えています。
こんな笑顔が習慣になれば、
教育でも、ビジネスでも、
もちろん恋愛でも、きっとうまくいくはずです。

笑顔教室の先生は、
笑顔に影響力を持つのは、
「口→眉→目元」の順番だと言います。

口角をしっかりと上げ、上の歯をできるだけ見せることが、
最も分かりやすい笑顔の「サイン」となるんだそうです。

口角を上げるだけで、人間関係が良くなったり、
売り上げが上がったりするんですから、
恐るべしです。

そして、これは、訓練が必要なようです。
口角を可能な限り上げる訓練です。

上の12本の歯を見せて自然に笑えるようになれば達人になれます。

初心者が口角を上げるイメージをつかむには、
「ラッキー」など、語尾が「イー」の言葉を探して、
明るく発音することがよいそうですよ。

さらに日ごろから小さな「幸運」にも大きく喜び、
口角を上げながら「ラッキー」と言うクセをつける。
それを繰り返せば、
ラッキーと言うことで条件反射的に
自然な笑顔をつくれるようになるそうです。



次に、眉は時折少し上下させた方が
楽しさやうれしい感情を伝えやすいものです。

例えば「ありがとうございました」と挨拶するときには、
口角を上げると同時に、
眉をほんの少し上げ気味にして言った方が効果的です。

ビジネスの商談をしている最中も、
目や眉が動いて、
表情の変化があった方が笑顔のパワーは向上し、
相手から好感を持たれやすいと言われています。

学校の先生は、教壇で、どのくらい表情を変えているでしょうか?
一定というより、無表情じゃないでしょうか?


え?私は、笑っている?
売れない営業担当者は、自分は笑顔のつもりでも、
上の歯を全く見せていないことが多いし、
しかも、それに気づいてもいません。


もし、頑張っているのに業績の上がらないと思う人は、
仕事中の表情をビデオ撮影してもらい
第三者になった気分でチェックするか、
職場に鏡を置いて1日に何度もチェックしてみてはどうでしょう。

自分の笑顔の長所と短所が分かってきます。

表情力向上のヒントは、
「いつも見られている意識を持ち、テンションを上げること」だといいます。

日ごろ見られていることを意識していない人はテンションが低く、
無防備に不機嫌な顔を見せます。

先生という職業は、本来、見られる仕事なんですが、
子どもたち相手だと、その意識がいつの間にか、消えてしまっているようです。
毎日、授業参観の気持ちでできればいいんですねえ。


仕上げは、「アイコンタクト」。
相手の目を優しく見つめながら笑顔で話さなければ、
相手の心に伝わりません。
伝わらない笑顔は単なる笑いです。

ヨン様の眼差しを思い出しましょう。


日本人は、一般に恥ずかしがり屋です。
ですから、笑顔もアイコンタクトも、もともと苦手です。

でも、笑顔がつくれないと、絶対に損をします。
今や笑顔の良し悪しで給料が変わる時代です。
「良い笑顔は一日にしてならず」。
じっくり、焦らず、チャレンジしてみましょう。

特に顔の筋肉が硬くなっている人は、
マッサージです。
ほおや口元の筋肉をほぐしておいた方が、自然な笑顔をつくりやすいものです。


さらに、笑顔をつくれば、気持ちもそれにつられて楽しくなっきます。

顔の表情筋や目の周辺の筋肉(眼輪筋)を意識的に動かすと、
楽しい感情をわき起こす神経が活発化するそうです。

つまり、楽しいから笑顔になるのではなく、
笑顔になれば楽しくなる。
自然に笑顔がこぼれ、さらに成果も上がる。
笑顔がプラスの連鎖となって、
どんどん素敵なクラス、素敵な学校ができていきますように。




2008.05.06.Tue

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2008.05.05.Mon

マインドコントロールの話の合間ですが、
先ほど、ある中学生の家庭教師をしてきたので、
勢いで書きたいと思います。


子どもたちは、学校でも塾でも「自立学習の方法」を、
教わっていないように思います。

家庭で自分からする学習習慣を身につければ、
早い人なら2週間、遅い人でも3ヵ月くらいで成績は改善されます。

1年間塾に通っても結果が出せない子は、いっぱいいます。

効果的な勉強法で、自主的に学習すれば、
誰でも3ヵ月で成績は上がります。そういうもんです。


これは、逆から言うと、今までの勉強の仕方がどれだけ甘く、
うすっぺらいものだったのか、ということです。
  
みなさんの周りに、塾に行かないのに成績抜群の子っていませんか?

「なんで○○君って塾に行ってないのにオール5がとれるの?」
うらやましがられているでしょう。
しかし、その一方で、
「アイツは元から頭がイイんだよ。」
「アイツがオール5をとれるのは、才能だよ。」
と、陰口を叩かれることもあるでしょう。

しかし、「才能」という言葉で片付けるから、
そこにある、大きなチャンスに目がとどかないのです。

何かが違うのです。

長時間勉強机にかじりつき、真面目にやっても、
結果が出ない子がいます。
ただ時間だけが流れ、何1つ知識を身につけることはできません。


日を追うごとに自分の無力さを痛感し、
無意識のうちにイライラしてきます。

「なんでこれだけやっても覚えられないんだ!」

その理由を自分で気づくには、
まだ、中学生になったばかりの子には、高いハードルかもしれません。

でも、あの○○君だけにできる高度なやり方ではなく、
誰にでも実践できるコツってないものでしょうか?

実はあるのです。
目からウロコの学習法です。
しかも、とてもシンプルです。


私は、日頃中学生たちとふれあう中で、
彼らがいかにいい加減で
遠回りな勉強をしているのか
ということに気付かされています。


ただ机に座り、
ノートをぼんやり眺めているだけ。
手を動かさない。

「なぜ彼らは、これほど勉強ができないのだろう・・・?」

ずっと不思議に思っていたのですが、
その明確な理由が見つかりました。


ゆとり教育が悪かったなんて、
政府のせいにするのは、大人の怠慢です。

多くの中高生の保護者は困り果て、
なんとか子供に勉強させようと色んな手段を試すのですが、
肝心の自主学習が身についていないのですから、
何をしても効果ゼロ。

そうこうしているうちに学校の授業はドンドン進みますから、
学校の授業すら機能しなくなってしまうというひどい有様。

「諸悪の根源はゆとり教育にあり!」
「もう学校教育だけには頼ってられないわ・・・。」

そう考え、学校教育を見捨て、
塾探しに精を出す教育熱心な保護者がたくさんいます。

しかし現状は・・・

ここに、おもしろいデータがあるのですが、なんと、
塾に通う生徒の8割は成績が上がらないそうです。

塾で成績が上がるのは2割。

その2割の中身といえば、
もともとやる気に満ちていて、
自分から「塾に通いたい!」と言い出した
自立習慣がついた生徒が大半でしょうから、
親に言われてイヤイヤ塾に通わされている生徒で成績が上がったのは、
実際1割にも満たないのではないでしょうか?



塾に半年以上通わせた人は、ここでちょっと考えてみてほしいのですが、
塾に通わせて効果があったと思いますか?

きっと大半の人が、「効果があるのかないのかわからない」
という微妙な現状で、
それでも「通わせないよりはマシ」と思って
なんとなく継続しているのではないでしょうか?違いますか?


この際だからハッキリさせましょう。
ズバリ言いましょう。
自宅での過ごし方に変化がない限り、
成績UPは望めないんです。

あなたは、お子さんが塾でどうやって過ごしているのか、
考えたことはありますか?


「早く授業終わらないかな~」と思いながら、
塾の先生が黒板に書いた文字を、
ただノートに書き写すだけ。
忠実なコピーマシンと化しているのが現状です。
(もちろん、素晴らしい塾の先生は、いっぱいおられます。
少なくとも、学校の先生よりは)


でも、子どもたちは・・・・・・やっぱり
一応手は動いてますから、
本人もなんだか勉強した気になってしまうんですね。
でも出来上がったのは、あとから見もしない綺麗なノート。

こういう受身的な授業がほとんどで、
お子さん本人が”頭を使って”考えてませんから
成長はありえないのです。


その一方で、たしかに塾へ行って成績が伸びる生徒がいますよね。

彼らは塾から帰ったら、
家で最低2時間自分で勉強しているんです。
学んだことを忘れないように。
そして、何より意識が違うんです。
塾に全面的に依存しようとするのではなく、
塾というものを1つの道具として利用しているにすぎないんです。


「最後は自分でやるしかない。」
それを理解し、実践しているのです。


じゃあ、家庭教師はどうなのか?

成績、上がってます?
もしあなたのお子さんが家庭教師をつけても成績が上がらないなら、
それは家庭教師の先生が、
自宅学習の過ごし方を教えてくれず、
その時その時の2時間の授業に終始しているからです。


このような授業は、バイト感覚の大学生家庭教師によくありがちです。

2時間の授業さえ適当にやり過ごせば、
コンビニ店員の3倍近い時給が手に入るわけですから、
遊びたいさかりの大学生には都合がよく、
そこだけに目をつけ、生徒の日常学習まで親身になって
考えてくれる大学生は少ないのです。


そして親であるあなたも、
「家庭教師つけても伸びないのは、うちの子の出来が悪いのかな・・・」と、
考えてしまいがちですが決してそうではなく、
自宅学習さえ身につければ成績が改善されるのは当たり前の現象なのです。


「じゃあ聞くけど、科学寅さんは普段どんな指導してるの?」

私の場合は、2時間の授業よりも、
私がいない残り6日を生徒自身がどう過ごすのか、
そこの指導に力を入れています。
この6日の過ごし方次第で、
授業の効果を何倍にも高めることができるからです。


そもそも週に1時間半や2時間しか授業がありません。
月に6時間じゃ大した内容は教えることができません。
(1度でも「教える」という仕事に携わったことがある人には、
わかってもらえると思います。)

生徒の質問に答え、
要点を真剣に話していたら、
90分なんて瞬く間に終わってしまいます。

ポイントは、私と会わない、月・火・水・木・金・日曜の過ごし方を教え、
生徒がそれを日々実行してくれるか、どうかにかかっています。

生徒は1日平均2時間勉強しますから、
私が帰ってから次回来るまでに、12時間は
”自分で”
頭を使って考え、右手を使って鉛筆を動かし、
理解を深めているんです。

つまり勉強において自立しているわけです。


自立していない子には、
まず、自立する方法を教えてあげることが
何より優先します。

もし、それができたら、
塾をやめても、
保護者の方たちが信じられないほどの結果を残します。


では、自立するために
一体何を教えるのか?

その答えは非常にシンプルで、
以下の4点と言えましょう。

1.学習するというアタマの使い方を理解し
2.学習空間を整え、
3.各教科の具体的な学習法を知り、
4.それを行動に移すための時間管理の仕方を覚えた。

単純に言えば、以上の4点。
何も難しいこともないし、特別なことでもないと思います。


順に見ていきましょう。

1.学習するというアタマの使い方です。

 これが、一番誤解を受けていることかもしれません。
 とにかく反復で、暗記させればいい、と思っているから
 才能のある子ほど、脳みそが受けつけなくなるんです。

 人間は、絵などのイメージの操作で考えます。
 そのためには、まずリラックスです。
 そして1日5分のイメージトレーニングでガラっと変わります。


  ここのところは、↓が参考になると思います。
 


  ちょっと高いように思われますが、塾の経費と比較すれば、断然安いです。


2.学習空間のデザインです。

「成績を上げる」ということを考えるとき、
とかく学習方法や問題集選びに興味が行きがちですが、
その前にやるべきことがあります。

それは、学習空間を「勉強向きに」変え、
自分の勉強スタイルを確立するということです。

「そんな所からはじまるの・・・?」

と、不思議に思ったかもしれませんが、
成績不振の生徒であるほど、部屋が汚い傾向にあります。

あなたのお子さんの部屋はどうですか?
教科書・問題集・漫画本が散らかり、
その上にホコリがかぶってたりしませんか?
そのような環境で、真に効率的な学習ができると思いますか?

しかし、ただ掃除だけをすればいいという問題でもないのです。

注意すべき学習環境のポイントがいくつかあります。
例えば・・・

・勉強が続かない原因はハッキリしています。
 それは、誘惑が多すぎるから。

・机、イス、床を整理する際にも、注意すべきことがあるでしょう。

・BGMは、レストランや図書館に学びましょう。
(「音」というのは軽視されがちですが、
学習環境を決める大きな要因の1つです。
最適な音の環境は生徒によって異なりますので、
お子さんに合ったBGMを用意してあげましょう。)

・照明も調節する必要があります。

・室温も管理したいものです。

・また、文房具選びにこだわって、損はありません。
 筆箱の中身はどうあるべきで、下敷きは何を選べばいいのか。
 一緒に考えましょう。

・部活から帰ったあと、汗だくのまま勉強していませんか?
 それは集中力が下がる原因になります。
 集中力が持続する身体・服装を考えましょう。

 これらを、自分なりのマニュアルにして、
 紙に書いて、張り出しておきましょう。

その日のうちに、勉強に集中できる学習環境を手に入れることができます。


3.いよいよ各教科の学習法です。

 勉強で悩んでいる生徒の多くは、ここでつまづいています。
 「学習法がわからない。」

 勉強をするにも、「何をどうやって進めていけばいいのかわからない」ので、
 身動きがとれなくなってしまうのです。

 それぞれの教科ごとに、学習方法が違います。
 これこそ、各教科の先生に聞きましょう。塾の先生も、学校の先生も。
 ぜひ、先生に家庭学習の仕方を教科ごとに聞きましょう。

 その教えられた方法を、先のイメージトレーニング

宮口式記憶術 などと合体して行えば、
エンジン全開、ものすごくパワフルに進めることができます。

そしてこの先、
「勉強って何をしたらいいのかわからない。」
と悩むことは無くなります。


知識を身につけたければ、実はアウトプットが大切なんです。
インプットばかりに力を入れて、アウトプットをしている人はかなり少ないです。

何かを覚えようとするとき、
全てを直接頭に入れようとするから、すぐに限界が来るのです。
全てがごちゃ混ぜになり、あとで脳から取り出せなくなります。
それを防ぎ、覚えた知識をあとから(試験中など)取り出せるようにするために、
まずは知識を紙に落とし込むんです。

さらに、カラフル大作戦。
文房具屋で、白・赤・青・黄の4色のファイルを買ってきて、苦手の部分を分類しましょう。

問題集にいきなり書き込むのはNG。
そんなことしてたら、「提出するためだけの問題集」になってしまい、
問題集の価値が半減します。
問題集の価値を最大限に引き出しましょう。

「問題集は3回繰り返せ!」と言われています。
ではその具体的に効率的な繰り返し方とは?
3回やるから3倍の時間をかける必要は無いのです。

また、クソマジメに、問題集をすべて、自力で解かなくてもいいのです。
答えを丸写しで、提出でも、十分に良いものもあります。
要は、取捨選択することです。

社会の問題こそ、イメージトレーニングが効いてきます。
わからない問題に出会ったとき、
イチイチ教科書やノートで調べながら、
1問1問丁寧に進めていませんか?
そのやり方は真面目ですが、学習効率の面では非常に劣っています。
真面目にやればいいという問題でもないのです。

「次の出来事を年代の古い順に並べよ」といった、誰もが苦手とする、
でも出題率が高い問題にも、イメージトレーニングです。

理科は暗記型学習の分野と、
問題演習型学習の分野に分かれます。
今習っている範囲はどちらに属するのか?
それにより当然学習の仕方が変わってきます。

などをチェックに、先生に聞いてみましょう。


最後に 4.時間管理術です。


学習法を知っているだけでは大きな成果は見込めません。
それらをどうやって行動に移していくのか、それが重要です。

そのために、お子さんに学習計画表を作ってもらうべきです。

学習計画を立てるのは大切なのに、
多くの生徒ができません。
なぜなら学校では習わないから。

少なくとも、テスト2週間前からテスト当日まで、
何をしたらいいのか、全体図が見渡せる計画表を立てるべきです。

お子さんは、テスト範囲表で示された全ての範囲をやりきろうとしてませんか?

そんな無理は、してはいけません。
では何をどの順でやればいいのか?
その優先順位とは?

これをじっくりと考えることこそが勉強です。

そして、テスト開始までのタイムリミットを計算します。
全てはそこから始まります。この勉強にかけられる時間を計算します。

できれば、計画倒れしてもイチイチ修正する必要の無い、
そして被害を最小限に抑える計画を立てましょう。

例えばテスト範囲を終わらせるのに50時間必要だとします。
でも学習計画を立ててみたら、
部活が忙しいため勉強時間が30時間しかとれないとします。
その時こそ、自主的な作戦が必要です。
いろんな作戦がありえますんで、
お子さんと一緒に楽しんで、アタマの体操をしてみましょう。

あと、勉強の休憩方法。
10分休憩しようと思ったら、結局ダラダラしてしまい、
その日が終わってしまった・・・。
そんな経験はありませんか?

あらかじめ、休憩方法についても、作戦を練っておくのが実践的です。



塾の指導ではなく、自分で成績を上がられた経験は、
その子の人生で、とてつもなく大きなものになります。
 
今や、大卒かどうかが、問題ではありません。
「大卒」であることには大した価値は無くなってきています。

ではいまの社会では、どんな人材が求められているのか?


現在の会社が求める人物像として、
「チャレンジ精神」、
「モノづくりへの自信」、
「チームで総合力発揮」、
「高度な専門能力」
などがキーワードとしていくつもあげられますが、
これらのキーワードの前提条件は、
「自立型人材」。

一見難しく聞こえますがいいかえれば、
TPOに併せてきちんと自分で考え、
それに基づいて行動できる行動力をもった人です。


れはトヨタ紡織株式会社(トヨタ自動車の関連会社)の
人事開発部からのメッセージです。

ここに、社会が求めている人物像が描かれています。
自分で考え行動できる力をもった「自立型人間」。

そういう人を大企業の人事部長が欲しがっているわけですから、
自ら問題点を発見し、
それを解決する能力に長けている自立型人間は、
異例の速さで出世していくことでしょう。

それはつまり、同期の人たちよりも高待遇を手に出来るということ。

自立の精神は直接的に年収UPに繋がっています。

ですからあなたも、そういう視点も意識して、
お子さんの自立を支援してあげて下さい。

社会に出るための準備期間として与えられた「学生時代」のうちに、
自立の精神を育てましょう。

その第一歩として、自分ひとりで勉強ができるように。
しかも、テストで結果が出せるように。

まずはそれを目指していきませんか?




2008.05.05.Mon

学校教育と、マインドコントロールとは
違ったものであると定義されています。

好奇心の話題から、ちょっと外れますが、
この機会に整理してみます。

教育がマインドコントロールではない理由として、
次のようなことが挙げられています。

1・「教育は、行動のコントロールをしないから。」

2・「教育は、個人の思想にまで言及しないから」
  マインドコントロールでは、
  その組織の教えに疑問を持つことを禁じていますが、
  教育現場では疑問を持つ子供を歓迎しているから。

3・「教育は、感情のコントロールをしないから。」
  カルトでは、不安や恐怖を使って思想を教え込みます。
  学校では、生徒の不安や恐怖心をかき立てて
  授業に集中することを強要するようなことはしないから。

4・「教育は情報のコントロールをしないから。」
  カルトはしばしば外部の情報源を遮断しますが、
  教育現場ではそういった制限をしません。

本当にそうでしょうか????

一般の教育も、子供に何かを教え込もうとしていることは確かです。
少なくとも戦前の教育は、
国をあげてのマインドコントロールだったでしょう。

現代でも、なぜ勉強しなくてはいけないのか、
なぜ人を殺してはいけないのかといった根本的な問題の答えを、
小学生にも分かりやすく語っている学校や先生は、少数派です。

「ちゃんと勉強しないと、いい大人になれませんよ」
などという使い古された言葉は、
生徒に恐怖をもたらしてはいないでしょうか。


マインドコントロールとは、
信者の個性を奪い、
カルトの目的にそった集団行動を強制する技術です。

しかし、「教育」も、
「社会」というわかったようで、わからないものに
順応させ、貢献させるための
マインドコントロールに他ならないんじゃないでしょうか?

程度の差こそあれ、
「教育」と「マインドコントロール」とは同じ延長線上にあります

違うのは、マインドコントロールのほうが
方法論が確立されており、体系的であり、
「有効である」という点だけです。

だから、教育現場でも、もっとマインドコントロールを学び
生徒のコントロールに使うべきだという議論もあります。
現実に、商業世界のマーケティングは、
日夜、マインドコントロールの戦いをしています。

とりにかく、
私たちは「義務教育」の名のもとで
マインドコントロールをうけていることは
認識しておくべきでしょう。




ところで、マインド・コントロールの中でも
悪名高い「カルト」は、どんな作用をしているのでしょう?

新興宗教組織、人格改造セミナーのような
カルト団体は日本にもいくつかありますが、
どれもが特徴としているのは以下のようなことです。


信者の人格のコントロール
信者と信者の家族との関係の破壊
信者と社会との関係の破壊



その組織の目標が、社会の役に立つようなものであっても、
カルト的な組織はいくらでもあります。
カルトの定義もはさまざまです。
フランスなどではYMCAも"カルト"と定義されているそうです!


カルトの定義は反社会的であるかどうかではなく、
信者一人一人と、
社会とのかかわりが保たれているかどうかで決まります。


日本の山伏の修行や密教の荒行などは、
日本人から見れば"信心深い人"にしか過ぎませんが、
日本の宗教事情を知らない海外の人から見れば、
それらは"マインドコントロールされた
カルトの犠牲者" と写ってしまうかもしれません。


カルトに深く取り込まれた信者は、
本人は強制されているという自覚無しに信じられないことをします。

日本でも"カルト"の一般信者の生活は、ふつうの我々から見れば悲惨です。

でも、カルトの内部の人から見れば、
我々の方が "真理を知らない、かわいそうな人々" に写っています。

カルトに取り込まれた人は、
少し前までは普通の生活をしていた人がほとんどです。
何の不自由もなく学生生活を送ってきた大学生が、
驚くほど短期間で、カルト団体の厳しい生活に取り込まれていきます。

マインドコントロールを受けてしまっている人にそれを指摘すると、
「あなたこそ、世の中にマインドコントロールされていて、
真実が見えていない。」などと反論されます。

カルトは、非常に巧妙な方法で信者の価値観を作り変えていきます。

この方法を「マインドコントロール」と言うわけですが、
こうした方法は、実は、現代心理学に裏打ちされたものが多いのです。

マインドコントロールの方法論は
朝鮮戦争前後から開発されてきたそうです。
今もその方法論は改良されています。

"他人を意のままに操る"ことは禁断の甘い香りがいっぱいです。

そして、現代では、適切な症例を選び、正しい方法で行えば、
誰でも同じことが出来るぐらいに体系化されているそうなのです。

「どういう状況で、どういう教えかたをしたら、
人間の価値観をどう変化できるか」、
こうしたことはかなり解明されています。

もちろん、マインドコントロールに、かかりやすい人と、
まったく効果がない人とがいます。
しかし、自分は大丈夫だと思って、
ちょっと冷やかしに、こうした団体をのぞきに行って、
そのまま帰ってこなかった人は何人もいます。


(つづく)

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2008.05.03.Sat

何と、東京都教育委員会では
職員会議で教職員の挙手・採決を禁じた通知を出しています。
え?シンジラレナイと思う方も多いと思いますが、
事実は、小説よりも、いや、日本むかしばなしより、アホらしいようです。


これに対し、東京都立三鷹高校の土肥信雄校長が
撤回を訴えています。
「教育現場で言論の自由が失われている」と。


都立高の現職校長が
都教委の方針に公然と異議を唱えるのは極めて異例です。
が、たいへん勇気のあることだと思います。

都教委は通知後、
都立学校への調査を繰り返し、
生徒の生活指導や学校行事について挙手をさせた校長を
厳重注意にしています。
それで、07年2月以降は実施校がゼロとなっていたそうです。

元都立久留米高校長の渡部謙一さん(64)は、
「教職員に『何も考えずに黙っていろ』と言っているに等しい。
生き生きとした教育活動が生まれるわけがない」と指摘していますが、
これほど当然のことを、勇気を持って主張しなければならない社会に
日本はなってきているんですね。




でも、もともと、学校で教える「多数決」は、
民主主義なんかとは、大違いでした。

少数意見を大切にした議論の仕方は、ほとんど教えられません。
学活は、議論の形をとりながら、
実は、国や文科省と一緒に、
子どもたちを上から押さえつける免罪符になっています。

多数派に入っていれば、マトモで、
少数派はノケモノです。
これじゃ、まるで「イジメ」そのものです。

学校が国を挙げて推進しようとしているのは、
実は、「全体主義」教育なのです。
これは、善し悪しはオイトイテ、まず、認めることが、スタートです。


私には、当然、全体主義は、「親の敵」ですが、
中には、どこが悪いのか?
全体のことを考えて生きるのは、
素晴らしい! と思われる方もおられるでしょう。


ここでは、あえて、その善し悪しではなく
マインドコントロールについてシリーズで
考えてみたいと思います。

そもそも良くも悪くも、
教育もマインドコントロールの一種と言えるでしょう。

広く考えれば、テレビも映画も、み~んなそうです。
だから、マインドコントロールがどうの、というのは、
それ自体、ほとんど不毛な議論になってしまいます。


一つの教えを布教すること自体が、
マインドコントロールと言えば、いえるからです。
いや、もっと広く言ってしまえば、
すべての宗教、思想、教育、広告、セールス、
相手に何かを伝えようとする人間の行為そのものが、
他者に与えるマインドコントロールになるからです。


逆に言えば、人間の思っていること、信じていることは、
親や友だちと話し合った、
教師から教えられた、
本で読んだ、テレビや映画、ネットを見たなどなど、
他者からの影響でないものは一つもありません。


そこでの、強制や自由意志の問題は、結局はケースバイケース。
要するに、程度の問題です。
 
たとえ強制でも、国家によるものであれば
マインドコントロールと言わずに、教育といわれるでしょう。


でも、マインドコントロールだから、悪というもんではありません。

買ったばかりのコンピューターはただの箱です。

子どもは、ちょうど何も入っていないパソコンのようなものです。
マインドコントロールは、ちょうど基本ソフトのインストール作業のようなものです。

Windowsが裏でどんな仕組みで動いているのか、
理解している人はほとんどいませんが、
誰でもWordやExelを使うことは出来ます。


どうせインストールするなら、バグの少ない、
安定した動作をするOSを入れておきたいものだということです。
そして、OSそのものについて注意を払い、
自分の頭にインストールされるのはどういった思想や知識なのか、
入学前にぜひとも検討してみるべきだと思うのです。

つづきます。

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2008.05.02.Fri

先日のNHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀」で

脳科学者の茂木健一郎さんが、
「人を育てるには、ほめのアスリートにならなくては、」
と言っていました。
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茂木さんは学生が発表している時、
いい発言があると、その瞬間にほめます。

それが学生たちを育てることにつながると茂木は考えています。
快感や喜びに関係のある物質ドーパミンは、
褒められたときやうれしいときに多く放出されます。

そして、ドーパミンが多くでた時、
その直前にしていた行動を繰り返したくなる事が実験で判っています。
そのため、学生がいい発言をした瞬間を逃さずに褒める事が大切なのです。

この方法は子どもにも通用する方法だと茂木さんは、言っていました。
ただ、瞬間的に褒めるには、相手の事をよく見る必要があります。
その事も、子どもには良いメッセージとして伝わるのでしょう。


学生や、普通教室の子どもは、もちろんなんですが、
科学寅さんは、特別支援教室の障害児こそ、
ことのほか、ほめられること、叱られること、
に敏感に反応すると感じています。

何事も、ダイレクトなんですから。

「幸せ脳」の本下記にも書いてありますが

「幸せ脳」は自分でつくる―脳は死ぬまで成長する (講談社プラスアルファ新書)「幸せ脳」は自分でつくる―脳は死ぬまで成長する (講談社プラスアルファ新書)
(2003/09)
久恒 辰博

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人はうれしかったり、感動したりすると、
脳の神経回路がグングン成長し、
逆に落ち込むと、回路が消滅してしまうようにできています。
脳のニューロン回路を作る意味からも、子どもは幸せであらねばならないのです。


障害をもっている子にこそ、
特にほめて気分を良くして誘導する必要があります。
逆にそこにこそ、彼らの能力の無限の可能性が潜んでいると、
私は思います。
普通の子以上にドンドン進んでいっちゃうんですから。
限界を知らないんです。


☆☆ と・こ・ろ・が ☆☆

障害児への教育現場では、
逆の場合が多いのではないでしょうか?

気分を害させ、
落ち込むように、
投げやりになるようにと、みんなで引っ張っていませんか?

もしそうなら、これは悪意ではないものの、
立派な人権侵害の一種です。


もちろん、すぐれた指導をされているステキな先生はいっぱいおられます。
しかし、特に、普通学級の先生には、
意識も技術も欠けている方が、
残念ながら、ベテランの先生でもいらっしゃるんじゃないでしょうか。


特に注目して欲しいのは、
普通学級の中で、手当のエアポケット・谷間でもがいて苦しんでいる子どもたちです。


指導技術の基本中の基本として、
向山洋一さんが、よく指摘するポイントですが、

子供を動かす法則 (教育新書 41)子供を動かす法則 (教育新書 41)
(1987/11)
向山 洋一

商品詳細を見る

このような指示は、イジメに近いものがあるのです。

「教科書の28ページを出して、3番をやりなさい」

すると、子どもは、すかさず聞き直します。
「どこをやるの!」
教師は、「今言ったでしょ、ちゃんと聞いていないから分からないんです」と説教が始まる。

短く説教するなら、まだ救われます。長く説教する先生がいます。

ところが、子どもは、ふざけてなんかいないのです!
本当にわからないのです。

人間は何かの行為をする時に、ワーキングメモリー「作業記憶」が脳に入ります。プログラムが組まれるのです。

「教科書を出し」「28ページを開き」「3番をやる」というのは、三つのワーキングメモリーが必要です。

しかし、障害をもった子の中には、「一つ」しかワーキングメモリーが入らない子が多いのです。これはIQとは別です。

だから、先生の指示は、「明確にして」「シンプル」が大切なのです。
「一時に一事」を心がけることが大切です。
そして、一つひとつ確認をし、ほめながら進めていかなくてはなりません。そう!当たり前のことができても、ほめるのです!

例 熊本県 椿原正和 先生の指導

指示1:教科書を出しなさい。出したら「出しました」と言います。

児童:出しました。(早いね。優秀だ!)

指示2:28ページを開けなさい。開けたら「開けました」と言います。

児童:開けました。(すごい!念のため28の数字を抑えてごらんなさい。おとなりと確認してごらんなさい。二人とも同じだったら手をあげなさい)

指示3:問題に1番を指で押さえてごらんなさい。(確認する)そこをノートにやりなさい。

このように一時に一事で授業をすすめています。
指導のステップを小さくして、シャワーのようにほめるのです。

別の先生の話です。
A君は、3年生まで、「全くどうしようもない」という職員室での評価でした。目がつりあがっている。すぐ友達をなぐる。ノート教科書がない。授業中奇声を発する。4年生になってもかけ算ができない。

ところが新しい担任の先生は、こんな指導をしました。

算数の授業のとき、A君のノート・教科書を開いておき、ノートに赤鉛筆で日付をうすく書いておいたのです。授業開始後、即言います。

「日付、ページ数、『大きな数』と書いたら、ノートをもってきましょう」

他の子はキョトンとしている。そんな中、A君が2番目にもって来ます。

「A君2番、早い!!」

大きな数の基本形となる表を写させる。みんなが真剣に写している時、A君の側に行き、そっと赤鉛筆で薄く書きます。一つなぞるごとに短くほめます。それを何回も続けました。

 そして、数値を記入する段階。もちろん、赤鉛筆で薄く書いてあげます。A君は一生懸命にそれをなぞります。一つなぞるごとに、丸をつけてあげます。A君のノートには丸がたくさんついたのです。

授業が終わって、職員室へ向かうため廊下に出ると、「先生…」と呼ぶ声が聞こえます。振り向くとA君がうつむきながら立っています。

赤鉛筆で薄く書くことが、彼の自尊心を傷つけたのかと思い、とっさに私は「ごめんね。赤鉛筆でこたえを書いちゃって」とあやまろうとした。

 しかし、そうではなかったのです。私があやまろうとした瞬間、A君はうつむいた顔を上げ、まっすぐに私を見て言った。

「先生、僕のノートにたくさん丸をつけてくれて…。あ、ありがとうございました!」

あのA君が、深々と、深々と頭を下げた。

3年生まで、できなくて苦しんでいた彼の辛さ、みんなと同じように分かりたいという思い、そして丸をつけてもらった時の喜びの顔が、一瞬のうちに私の頭の中を駆けめぐった。

 次の瞬間、思わず私は彼を抱きしめていた。

それから2ヶ月後、3年生までテストで10点や20点しか取ったことのないA君g、整数のわり算のテストで100点をとった。

テスト返しのとき、「A君、100点!」と言ってテストを返すと、彼は何度も何度も飛び上がって喜んでいた。

☆☆ この話を聞くたびに、私は涙が出ます。
前任の先生にサジを投げられたA君に、頭を下げられるのに、「わずか1時間の算数の授業」で良かったのです。


本当は、この「ほめる」ことを、下記の指導方法と結びつければ、最強ですね。
イメージ・トレーニングで成果をあげる
あくまでも、子どものあるがままを受け入れ、認めることが土台となっています。


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